初雪草〜ハツユキソウ〜





『きざな奴』

私の心によぎったあいつの最初の印象。
会ったばかりの私に『美しくない』なんて
凄い失礼だと思った。
だけど、あいつの言うとおり、私のバトルには美しさがかけてた。
ううん、美しさだけじゃなくて
冷静さや、信頼も全部をひっくるめて美しくなんなかったわ…。

だから一層悔しくて、あいつに負けないように
練習して、悔しさを強さに変えて
『追いつきたい!!』そう思ったの…。



そして、冷静になった私は一つの事に気がついた…。




嫌な奴だけど、的確な判断やアドバイスをしてくれる
本当はいい奴だって。
だから、私はあいつをライバルと見なした。





唯何となくだけど、そいつと関わってると
きっといい事が起こりそうな予感がしたから…
私はあいつのライバルに…
同じ場所に立とうってそう決めたんだ!!









花名≪初雪草≫ 花言葉≪好奇心≫
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作者より…
この作品は孔雀草とセットです。
花言葉の好奇心はシュウの最初の気になった理由として
使いました。
今のところのシュウに対するハルカの気持ちです。
家のところではハルカは別名『鈍感娘』の
異名を持っています。
このこは絶対に自分の恋愛に鈍感なタイプだと思います。
シュウにあれだけ言われてて回りは
『愛情表現』だと気づいているのに、
当の本人は唯のからかって遊ばれているとしか思っていません。
本人がシュウに対する気持ちに気づくのは
シュウに告白されたときに、漸く気づくぐらいだと。
それまでは自分のシュウに対する『好き』と言う気持ちを
否定しまくって欲しいです。
2003.12 竹中歩