孔雀草〜クジャクソウ〜





耳障りな声の持ち主。最初は唯それだけだった…。
僕のいた場所のすぐ傍で、その声の持ち主ははしゃいでいた。

『美しくない…』

心のそこからそう思った。
美しい物こそ価値があると僕は思っていたから…。
美しくない物の存在はあまり感心できない。
だから、彼女の存在も僕の心では唯一つの出来事として
脳裏から消えていく……筈だった…。



だけど、僕の予想は限りなく外れる。



その彼女と偶然から知り合い、
時と場所に関係なくたびたび会うようになっていた…。
そして…新しい地に行くたびに…
『君』を探してた。

君の笑顔とか

君の努力とか

君の弱いところとか。

色々見ているうちに…
目が離せなくなってた。
そして…一つの確信に僕はたどり着く。



『君』に恋してる…自分に……。









花名≪孔雀草≫ 花言葉≪一目惚れ≫
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作者より…
詩だと思います。
何時か形にしたかったシュウのハルカに対する
最初の気持ちです。
これが家のシュウのハルカに対する第一印象です。
最初見たときはどうってことなく、
唯記憶の中にどうしてか分からないけど残っていて
2回目に会ったとき、見たこと無い表情見て、
一目ぼれしてるて、確信したんだと思います。
シュウは大人びている気がして自分の『恋』に
気づいたら、とことん好きな人を苦しめないように
遊ぶと思いました。(笑)
家のシュウとハルカの恋愛を比喩表現すると…
『ロリコン』です!(汗)
2003.12 竹中歩