あれからどれくらいの時間が経過しただろう?
目に映り、痛々しく残った傷跡と言う名の絆創膏。
時に痛みを感じ、苦痛に顔をゆがめた表情。
自分はそれに何日も堪えた。胸の悔しさと、苦しさと共に。
だからそろそろ許して欲しい。
この『我慢』と言う名の『鎖』を解き放つ加護を。
暴力賛成!
「……あと一つ、か」
窓辺の自分の席で少年はそう呟いた。
一週間以上同じページしか開かない本を見て。
一体何があと一つなのか。
その推理小説の犯人の証拠があと一つ?
それとも、その物語の主人公に残された希望が?
いや、どれも当てはまらない筈だ。
だって彼は小説を開いていても見てなどいない。
単にこれはカモフラージュ。
自分の考えや表情を悟られないための手段でしかない。
だから、彼のあと一つと言うキーワードはきっと違うこと。
それは、
「シュウ、何難しい顔してるの? そんなにその小説って難しいの?」
きょとんとした顔をして、彼女は彼の視界へと入ってきた。
左の頬に肌色の絆創膏をして。
「……難しいよ。感情を押し殺しながら読まなくちゃいけないから」
「そ、そんなにムカついたり、悲しかったりするの!? 私には無理かも……」
眉間に皺を寄せて少年の隣の席にある、自分の席へと座った。
それを見て、少年……基い、シュウはメガネをかけなおす仕草をする。
「無理だろうね。何でもその場の勢いで動くキミには」
「わ、悪かったわね!」
「でもま、そこがキミの良い所でもあるかもしれないけど」
「え? なんか言った?」
「いや、別に。……所でそのキズはまだ癒えないのかい?」
「今日もやっぱり聞いてくるのね。あと少しよ。全く、シュウがそこまで気にしなくても良いのに……」
ぶつぶつと文句を言いながら、ハルカは指摘された絆創膏を左の人差し指でなぞる。
その光景を見るたび、シュウ自身、居た堪れない気持ちでいた。
少し前、彼女は女の子と喧嘩をした。
しかも殴り合いになるほどの大喧嘩。
傷はその時に付いた物で、決して自分がつけたものではない。
でも、原因は自分。
自分に好意を寄せていた少女がハルカに掴みかかりそのような事態に発展。
だからこそ、気になってしょうがない。
自分が原因で彼女を傷つけてしまったから。
例えようのない、胸の辛さをシュウは絆創膏を見るたび、堪えている。
まぁ、当のハルカはきっと気づいていないだろう。
だからこそ、いつもと変わらないあどけない笑顔でコチラに話しかける。
「あ、そうだ! シュウ、今日は先に帰ってて。私寄るところがあるの」
「寄る所?」
「うん。私が一人で行かなくちゃいけない所」
少し作り笑いをして、ハルカはシュウに水色の横型封筒を見せた。
「あぁ……。なるほどね」
「そう言う事だから、一人で行くかも」
「分かった」
それは言わなくても分かる代物だった。
毎日のようにシュウの靴箱にも似たような物が押し込まれている。
世間一般で言われる『恋文』と言うやつだろう。
「久々だね。君に来るのは」
「そうよね。私自身、一瞬なんなのか分からなかったから」
久々といいつつも、一週間ぶりに来た手紙。その感覚から考えるに、ハルカもシュウほどではないがラブレターを貰っていることがよく分かる。
「今回も断るのかい?」
「……こう言っちゃ失礼かもしれないけど断るのは当たり前かも。この名前の人知らない人だから。友達なら良いんだけどね。それに変に曖昧に返事をして期待を持たせちゃうのって失礼でしょ?」
少し苦笑をしてハルカは手紙をしまう。
純粋な彼女だからこそ、断るのはきっと辛いだろう。
しかし、その顔を見るたび、シュウはほっとする。
今回も恋人は出来なかったんだと。
「と言うわけで、この手紙の件が終わったら課題を教えてくれない? 明日提出予定の英語のプリント、わかんない所だらけだから」
「はいはい。分かったよ」
笑って眼鏡を筈し、小説を机へとしまうシュウ。
「ありがとうかも」
にこりと笑って教科書をカバンから取り出すハルカ。
そんなやり取りをして、今日が始まる。
「今日はどうするー?」
「あ、私本屋に行きたい!」
帰りのホームルームが終わり、教室にはまだ帰っていない生徒が多数残っていた。
きっと今日は多い方だ。
先生がいなくなるのと同時に教室を後にしたのは七、八人程度。
それ以外の生徒は軽く転寝をしたり、携帯をいじったりとマイペースに時を過ごしている。
だが、案の定彼女の姿はどこにもいない。
「……今頃かな……」
いの一番に教室を飛びしたハルカ。
そこから時間を計算するに今がきっと告白真っ最中だろう。
断るとは言っていたが、気にならないわけがない。
だからまた朝と同じような事を繰り返そうと思い、準備に取り掛かった。
進むことないページを見続ける無意味な読書時間を。
だが、それはメガネをかけ、本を机から取り出す前に終了する。
「シュウ先輩はいますか!?」
大きな声と、扉を開く音が半端なく大きかったために、クラスは一時騒然とする。
「…いるけど、君は……」
そこにいたのは見覚えのある後輩男子の姿だった。
汗だくになり、息も上がっている。
ただ事ではない。
クラスの誰もがそう感じた。
そして、その後輩は窓辺に座っていたシュウに駆け寄る。
「あ、あの! オレ今裏庭を通って部活に向かおうとしてたんですけど、ハルカ先輩が十人位の男子に囲まれてて、ただ事じゃない感じになってたんですよ!」
「え……」
その言葉にシュウが、クラスメイトが……凍りつく。
「で、すごい険悪な感じになってて……シュウ先輩に知らせたほうが良いと思って……それでオレ……」
「裏庭?」
「はい! 裏庭の外れです! すぐそばに花壇があります!」
そして、ふとサオリ先生の言葉が浮かんだ。
『場所は学園の裏庭の外れ。私はその場所にある花壇の手入れに行ったの。最初は話し声が聞こえてきて……』
あの場所だ。
ハルカが乱闘騒ぎを起こしたあの場所。
「あの、シュウ先輩? …どうしますかっ……」
『ガンッ』
教室が再び静寂に包まれる。
あの優等生と呼ばれたシュウが、左足で机を蹴り上げた。
その拍子に動いた机は前の席の椅子や机に玉突きを起こし、大きく場所を変える。
「せ、先輩?」
少しざわつく教室に驚きを隠せない後輩の声が響く。
無理もない。いつも優等生と言う代名詞を持つほど、模範的な学生を演じるシュウが怒りをあらわにして物に当たっているのだから。
そして、シュウは椅子から腰を上げた。
「これ、持ってて」
「え? あ、はい」
かけていたメガネを外し、シュウは後輩にそれを託すとゆっくりと歩き始め、教室の扉へと近づいていく。
この状況に扉の近くにいたクラスメイトは無言で道を譲る。その光景はまるでモーゼの様。
そして、扉に差し掛かった瞬間、シュウは一旦足を止めて、後輩に笑いかける。
「覚えておくといいよ」
「え?」
「僕は彼女のことに関すると、冷静じゃなないから。これくらいの事で驚いてちゃ、この先僕と付き合いきれないと思うよ」
笑顔。
怖いと思った笑顔。
カッコイイとも思った笑顔。
それはいろんな意味を含めた微笑だった。
その表情に後輩だけではなく、クラスメイト達も息を飲んだ。
怖いはずなのに、カッコイイ。
そして、とても優しい笑顔。
誰かのために動く男子とはどうしてここまでかっこ良いのだろう。
そう皆に思わさせた彼は、目的地まで走っていった……。
「はっきり言って、お前は邪魔なんだ!」
その場はまさに一触即発。
あの後輩の言うとおり、裏庭の外れはかなり険悪なムードだった。
複数の男子はハルカと少し距離を置いたところで固まっている。
「うぜぇんだよ!」
「そうだ! この前は俺たちの知り合い泣かすし!」
間合いを徐々に狭めながら近づく男子達。
その中の何人かの男子が色々といっているが、ここで泣いて引き下がるハルカではない。
「そんなこと言われても困るかも! 大体、だったら何でその時に言わないのよ? 男のくせにこんなに大人数で囲むなんて卑怯よ! あまつさえ偽者のラブレターまで使って!」
それがリーダー格と思われる男子の闘志に火をつけた。
「うるせぇ!」
走って一気に間合いを詰めようとした男子。
だが、その足はその場の空気を破壊した物によって止められる。
「うるさいって……誰が?」
「あ……」
ハルカを背中でかばうようにして、少し額に汗したシュウが間に入る。
「シュウ!?」
「君はね……何でこんな自体に入る前に携帯で連絡を入れないんだ? 状況判断力不足もいいところだよ」
「かける暇がなかったのよ! でも、なんで? 場所だって言った覚え……」
「それはあとで説明するから。怪我はない?」
「それは無いかも。てか、最初の言葉が怪我の心配より先に嫌味ってどういう事態?」
「それが僕だといったのは君だろう? 嫌味を言わない僕は僕じゃないって。でも、そこまで減らず口叩けるなら大丈夫だね」
背中越しで会話を続ける二人に、忘れられていた男子の怒りは頂点に達する。
「いちゃつくなよ! 俺のこと忘れて!」
「あ、ゴメン」
「ご、ごめんなさいかも」
そこは律儀に謝る二人。
だが、シュウの律儀はそこでおしまい。
謝った瞬間、人が変わったかのようにシュウは表情を変える。
その表情にいつもそばにいるハルカですら、驚かずにはいられない。
「さて……彼女を襲うって言うからには覚悟は出来てるんだよね?」
冷静やクール呼ばれているシュウだが、それを通り越して、その顔つきは冷酷とまで言ってしまいそうなほど。
なのに笑っている。
矛盾しているはずの表情が今そこにある。
「な、なんだよ? その女が悪いんだぞ? この前、俺らの仲間泣かせるから!」
「あぁ……やっぱりね」
「え?」
シュウは予め分かっていたといわんばかりの答えを返す。
ハルカはまだ分かってはいない。
「これってあれだよね? この前のお礼参り」
「お礼参り?」
「そう。まぁ、早く言えば敵討ちみたいなもの。友達が殴られたから、自分がそいつを殴ってくるみたいな感じ」
お礼参りの意味をハルカに説明するシュウ。
一昔前の不良漫画などに登場する語句だろう。ハルカは知らなくて当然かもしれない。
「そうだよ。だから、俺らは……」
「てことは、一応、彼女も怪我をさせられてるから、僕もお礼参りをさせてもらう権利はあるよね?」
「え?」
男子は首をかしげる。
「今は頬にしか残ってないけど、一応怪我させられてるから」
「ちょ、ちょっとシュウ!? もしかしなくても私の怪我のこと知ってたの!?」
「残念ながらね。でも、知らない振りしてるつもりだった。だけど、今はそうも行かない。その時の女の子達のやり返しを今ここでこの男子がする気なら、ね」
シュウは自分のネクタイを乱暴にほどき、少し笑って、
「僕も彼女の仕返しをさせてもらう」
男子達を見据える。
その微笑みはあまりにも怖すぎて、辺りを一変に硬直させた。
だが、一人だけ硬直せずにその状況を冷静に判断する人物。
その人物こそが、怒りに身を任せきったシュウを止められる唯一の存在。
「シュウ、だめよ!」
「ハル……カ?」
必死にシュウのシャツを掴んで止めるハルカを見て、シュウは驚く。
まさか彼女に止められるなんて思いもしなかった。
「シュウ、勘違いしてるかも!」
「なにを?」
「この人たちは私が喧嘩した女の子たちの仕返しにきたんじゃないの! あの子達は次の日ちゃんと謝ってくれたわ」
「でも彼らは確かに仕返しと……」
「そ、それは僕の仕返しだと思います、というかそうです……」
二人の耳に小さなか細い声が届く。
それは男子グループの後ろにいた身長が低めの男子生徒。
多分顔から見るにシュウたちより年下だろう。
まるで子犬のような健気さと弱弱しさを持っていた。
「僕が……お二人の仲の良さに耐え切れず、先日爆発して泣き出したのが原因なんです……」
「え……」
涙目で必死に訳を説明する彼の言葉を聞いてシュウは唖然とする。
そしてここぞとばかりにハルカが更なる釈明を始めた。
「確かにあのラブレターは偽物で、私は仕返しされそうになったわ。でも、仕返しを決行したのは彼女達じゃない。この『シュウ様ボーイズファンクラブ』の人たちよ」
シュウ様ボーイズファンクラブ。
それはシュウのことに憧れる、または尊敬の念を抱く男子生徒のみで構成されたファンクラブのこと。通常ファンクラブはシュウの事を『シュウ様』もしくは『シュウの兄貴』と呼ぶ。
「ハルカ白百合会と似たような物か…」
「そんな感じかも」
ハルカ白百合会(しらゆりのかい)。
やはりハルカに見惚れたり憧れたりする女子達の集いである。一部ではハルカの事を『お姉さま』と呼ぶ後輩もいる。
シュウはそんな集まりがあったのかと頭を抱えた。
「もし先週の私の喧嘩の事で怒ってるならやめて。仕返しとか本当に関係ないから。私ほら、一応まだ殴られたりはしてないかも」
暴れ馬を宥めるように、ハルカはシュウの肩を撫でる。しかし、シュウは首を横に振った。
「……ごめん……それは出来ないよ」
「な、なんで!? だって、お礼参りはこの人たちには関係ないわけで、そしたらシュウにも関係ないことでしょ?」
そのハルカの問いかけにシュウは強気で、どこか優しい目で答える。
「僕は君を守るためにきたんだから。引き下がるわけにはいかない」
誰が相手とか、
誰かの仕返しとか、
本当はあんまり関係ない。
理由はただ一つ。
君を守りたいからここにいる。
足に力を入れ、地を踏みしめ、シュウは再び彼らの前に立ちはだかる。
「と言うわけで……それでも君たちは僕に戦いを挑む?」
何かを守りたいと願う彼の瞳はそれだけで強く、恐怖を感じさせた。
が、それと同じくらい、目の離せない男らしさを持ち合わせていたのも確か。
彼のファンクラブ。
そんな人々が今のシュウを目の前にして動くことが出来なかったのもきっと当然。
それが、恐怖から体が動かなかったのか。
もしくは、彼に見惚れていたのからか。
そのあたりの理由は分からないまま、
「俺たちの完敗、です……」
彼らはその場で土下座をして、白旗を揚げたという。
「シュウって意外に早とちりよね」
『シュウ様ボーイズファンクラブ暴動事件』は彼らが今後二度とこのような姑息な手段を使わないとハルカとシュウの前で約束したことにより、幕を下ろした。
その後一旦教室に戻りシュウのカバンを取りに行った二人。
ただそれだけのつもりだったのに、何故か自分達はクラスメイト達に取り囲まれる。
その表情は皆困惑にみちており、どれだけ自分達を心配していてくれたのかがよく分かる。
それくらいシュウの状況と後輩の慌てっぷりは尋常ではなかったのだと。
しかしながら、ちゃんと呼び出しに決着が付いた事を伝えると、皆胸をなでおろした。
そんなことがあってか、帰るのがかなり遅くなり、既に空は夕方の茜色と夜の紺色が入り混じり、薄い紫色をしていた。
「早とちりと言うか、僕を呼びにきた後輩の言い方で何もしない人間の方が少ないと思うよ」
「そうなのかな? よくわかんないかも」
あの場にいなかったハルカには分からなくて当然かもしれない。
だけど、そのくらいあの事件は大げさな事態になってしまった。
「まぁ、分からなくてもいいさ。だけど、今日みたいな事はもうゴメンだよ」
「私もよ。流石に男子には勝てないかも」
「はぁ……。どうしてきみはそう、好戦的かな」
シュウの悩みは堪えない。
一つが解決すれば、ハルカが一つ持ち込む。
それを繰り返すため、シュウが彼女の事を心配しない日はない。
「好戦的って、失礼ね。そんなつもりはないんだけど」
「そうかい? 拳の喧嘩をする人が言っても説得力はないけどね」
「そ、それは……」
思わず言い返す言葉がなく、ハルカは口ごもる。
「どんな状況であれ、女の子が顔に傷を作るような喧嘩をする物じゃない。しかも、喧嘩の原因は僕らしいと言うし。だったら、僕を交えればよかっただけの……」
「……ムカついたのよ」
「え?」
言葉をさえぎるようにハルカは地面を見つめてそうこぼした。
「シュウのこと本当はよく知らなくって、シュウの外面だけを並べ立ててるから。私の事で言われるのは良いんだけど。だからムカついたの。あ! でも、私からは手を出してないからね! それだけは信じて欲しいかも」
怒っていた表情が今は泣きそうな顔をしている。
せめて、そこは許して欲しい、信じて欲しいと。
「あぁ。信じるよ」
「よかった! 信じてもらえたなかったらどしようかと思っちゃったわ」
そんな顔をされる以前に、ハルカの事を信じるのがシュウ。
きっと、家族の次に彼女を信じているのもシュウだろう。
二人の関係がそれだけのやり取りで伺える。
「だけど、今日のシュウには驚いたかも」
「僕に?」
「うん。まさか、シュウが力で応戦しようとしてるとは思わなかったの。あれくらいのやり取り、シュウなら言葉で抑えられたでしょう?」
「確かに抑えられたと思うよ」
あの場は一触即発だった。
それはもう、誰かが声をあげればそれを合図にしたかのように乱闘が始まるのではないかと思ったくらいに。
そんな状況だ。言葉だけで解決するのはかなり難しい。
しかし、それを出来ると言い切る彼がすごい。
「じゃぁ、なんで?」
「それは、君の所為。だね」
「え!? 私の?」
「そう。君の所為」
「え? え? どうして、教えてよ?」
「それに関しては黙秘させてもらうよ。君が顔のキズを黙っていたから、それと同じようにね」
「そ、そんなの酷いかもー!」
暴力には暴力で。
なんて、褒められたことじゃない。
もちろんしたくだってない。
だけど、自分の為に彼女は拳で喧嘩をした。
それを知っていたからこそ、自分も君の為に闘いたいと思った。
そう言う意味で君の所為。
君じゃなかったらそんな行為をしないと思う。
君のお礼参りをしても良かった。
だから今日だけ限定。
「暴力賛成、かな?」
------------------------------------------------------------END---
作者より……
今回のお話は『ちょっとだけ仁義ある戦い』の続きです。
シュウに男前になってもらおうと考えた末にこんな形に。
クールな彼もかっこいいですが、たまにはこんな熱い彼もいかがでしょうか?
ハルカのことだから許せなかったんでしょうね。
そして、多分彼はあのまま続いていあたら、言葉でねじ伏せてたかも。
適当に護身術とかをしたあとに。
シュウなので、酷い暴力はしないと思います。
相手の力をそのまま流す技とか、
その力を返す技とか。
きっと彼ならやってのけるでしょう。
まぁ、結果として二人とも、自分じゃなく、
お互いの事で怒っていたのがらしいです。
それが私の中のシュウハルの一つの理念でもあるのかもしれません。
これからもそんな関係でいて欲しいです。
2009.9 竹中歩
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